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Amtrak California Zephyr号でアメリカ横断旅行してきました

念願のアメリカ大陸横断旅行

やっとアメリカ横断旅行が実現しました。

シカゴに行き2泊、Amtrakで2泊、サンフランシスコで2泊の旅です。

寝台列車での旅ですが、車ではまだまだ無理だなと実感することもできたかな。

アメリカ大陸は広すぎる・・・

www.amtrak.com

Amtrak California Zephyr出発地点のシカゴへ

シカゴも初訪問です。「アメリカ第3の都市」ですが、特に興味を持ったことはなく、何があるんだろう?という感じ。
「ステンレスの大きな豆」があるところ?・・・とか。

シカゴはオヘア(O’Hare)国際空港に到着。あまり混んでいなくて、入国もけっこうすんなり進んだかな。

CTAトレイン・ブルーラインに乗って市内に到着。
電車もきれいだし静かで安心して移動できます。
数日滞在するなら「VentraチケットCTA3日パス ($20)」とかが安くて便利。

ブルーラインのClark/Lake駅で下車。いきなり派手なビルが出口だった。

建築も有名な場所だから、いろんなデザインの建物がある。

新旧が入り混ざった街 シカゴ

近代的なビルから外に出ると、新旧入り混じった街の風景が目に入る。
特にいいなぁと思ったのは、電車の高架。必要最低限の装備なんだなぁって思えるくらい電車の露出度が多い。

日本の都市部でここまでシンプルな作り方はしないだろうね・・・
支柱もこんな細くて大丈夫なのか?という気もする。手が回りそうだったので試してみた。
20cmくらいたりないかなぁ?大きなアメリカ人なら十分回るだろう。

シカゴといえばボリュームタップリのピザ

シカゴに来るなら食べなきゃ!と思ったのはピザ。
デトロイトスタイルということらしいけど、生地が分厚くて食べ応えあり。
iPad miniくらいの大きさだったので、食べられるかなぁって思ったけど、サラダ(スモール)もけっこうあって、食べきれなかった。

そして、いつも通りヨシヲとカエルさんもお供について来ています。

シカゴはいろんなアートを楽しめる街

街中にオブジェがあるし、こんな「憩いの場」があった。子供達は楽しそうだったな。
地面から水が出て来るのは日本でもよく見るけど、アメリカのは水量が違うかなぁ。やはりアメリカンサイズ。

そして、大きなスクリーンにいろんな人の顔が映し出され、たまに口から水が出て来る。

シカゴの名所 ミレニアム・パークのクラウド・ゲート

The Beanの愛称で呼ばれている、ミレニアム・パークのクラウド・ゲート。

168枚のステンレスを貼り合わせて作られているらしいけど、継ぎ目がないのが特徴。
継ぎ目がないのではなく見えないように磨き上げられているらしい。

なかなか面白いオブジェだったかな。

クラウド・ゲートというくらいだから通り抜けられる。中から見上げるとこんな感じ。

シカゴ・ピカソ

こんな題名のオブジェもある。
ピカソの作品らしいけど、題名がないのでこんな名前になったようだ。マントヒヒかな?

ビルの壁面もアートが多い。今回の滞在はおまけのような感じだったので、あまり下調べはしていなかったけど、じっくり調べて観光すれば楽しいかもね。
建築や野外アートに興味のある人にはいいかもしれない。

シカゴ大学

そしていつもの大学キャンパス訪問。今回はシカゴ大学。

ここも広いキャンパスで、東京の郊外にある大学と同様に、移動が大変だろうなぁって思う。

でも、味のある建物で見ていて飽きないし、じっくり写真を撮ってまわりたい気持ちにもなる。

nutella cafeに入ってみた

たまたま通りがかって、これは初めてみたなぁというnutella cafe。

nutellaとパン買ってくれば同じようなものは食べられるけど、なんか入ってしまった。

一番人気らしいのをオーダー。(名前は忘れた)
バケットをトーストして、nutellaぬって、ヘイゼルナッツをトッピング。ほんとにうちでも同じ味は再現できるな。

本命のAmtrak California Zephyr 号に乗車

シカゴは2泊して、3日目の午後2時に乗車。

ホテルからも近いので、チェックアウトはギリギリの12時でOK。
午前中にどんな場所からどういう風に乗るのかを下調べ。

どこの国も中心となる駅は立派です。CHICAGO UNION STATION。
建物に入ると教会のような感じでいろんなドラマがあるんだろうなぁなんてことも考える。

チケットは日本でオンライン予約してあるので、それをプリントしておけばOK。
バーコードを読み取ってくれるので、見せる以外に手続きはなし。本人確認とかもなかったな・・・

シカゴの休日はみんな休んでいる?

特にAmtrakとは関係ないですが、この日は日曜日。
お昼ご飯を食べようと探してたんだけど、ビジネス街はほぼ営業してないですね。
飲食店以外も閉まっている。確かに、人もほとんど歩いてないから、営業してても無駄なんだろうなぁ。

ようやく見つけたダンキンドーナツで、「ベーコン, エッグ & チーズクロワッサン」を購入。
Amtrakに乗る人は、ドリンクなどがある待合室があるので、そこで食べようと持ち帰り。

でも、待合室は持ち込み禁止。手前のソファーでならOKといわれたので、そこでお昼ご飯。

Amtrakではスーツケースを預けるのと車両持ち込みがある

スーツケースは預けるつもりで、必要なものは手荷物に分けておいた。
飛行機と同じく身軽な方がいいしという発想。

でも、いくら聞いてもその方法がわからない・・・
時間が来たら呼ばれるので、自分でスーツケースを持っていくように言われる。

結局、各車両のスーツケース置き場に置くことになった。
それならもっと手荷物減らせたのに・・・と思いつつも、それほど邪魔ではなかったかな。

終点でスーツケースを預けている人と出て行く方向が違ったので、できないわけではないようだ。ここはもうわからないかなぁ。

14:00発のCalifornia Zephyr 5号に乗りました。

Amtrak California Zephyrはこんな感じ

プラットホームは真昼なのに夜中のような暗さ。

先頭車両まで遠いので、これは別ホームのAmtrak。

2回建て車両でこんなに大きいです。

車両の中はこんな感じ。まぁ、古い作りの電車ですかね。
けっこう年期入っているなぁと思った。サイトで紹介されている写真はきれいすぎるのか、別車両だときれいのか・・・

Amtrakの座席は4つのプランから選択

ここで少しAmtrakの説明。

Amtrakの座席選択は、普通座席と寝台3種類の計4つから選ぶことになる。
Coach(普通座席)が$200くらいで、それぞれ$200追加されていく感じ。
同じ日の同じ時間を予約するにも、見た日によって値段が違ってた。
これはどういうカラクリがあるのかは不明。

Coach(普通座席)

飛行機のエコノミーに比べるとだいぶ広くて楽そう。
ビジネスクラスくらいの大きさだろうか?ただ、フルフラットにはならないかな。
また、シャワーの利用や食事も付いていないので、何が何でも安いのが一番!というバックパッカーとかに向いているかも。
それか途中下車で1泊くらいの人とか。

Roomette(簡易寝台)

私たちはこの簡易寝台プランでした。
日中は対面シートで夜は2つの座席がフラットになって1人のベッド。
もう一つのベッドは上から降ろす感じ。

とりあえず横になって寝ることができる。

シャワーとトイレは共用。
シャワーものんびり疲れを落とす・・・というよりは、さらっと体や髪の毛を洗うだけ。
狭いし揺れるときもあるし、あまり落ち着けないです。
脱衣所も、新しいタオルがどかっと置いてあるし、使ったタオルを入れる袋もあり、着替えとかを置いておけるスペースもあまりない感じ。

こんなシートが対面になっている。

Bedroom

中に入ったわけじゃないので詳しくはわからないけど、座席一つは常にそのままな感じ。

そして、シャワーとトイレが部屋に付いている。

Family Bedroom

Bedroomのファミリー用で4人部屋なのかな。

2人で行くならRoomette

今回はシカゴからカリフォルニアまで2泊3日。
これをコーチで行くのはちょっときつい。Roometteだと$200追加になるけど、

  • 全食事が付いている
  • 共用だけどシャワーも使える(バスタオルと固形石鹸は置いてある)
  • 完全に横になって眠れる(幅は座席と同じ)
  • ミネラルウォーター, ジュースはいつでも飲める
  • コーヒーも6:00amから提供される(いつのまにか空になっているけど)

というのが$200と考えれば、だいぶ快適な旅ができる。

Coachでも、座席に座りっぱなしではなく、展望車両には入って来られるので、そこで過ごしている人も多いかもしれない。

これが各寝台車両にあって、薄いコーヒー入っている。朝一で飲むとおもっきり熱い。

オレンジジュースはパックが置きっ放し

寝台車両には担当の人が1人常駐

ベッドメイキングやトイレやシャワー室の掃除など、寝台車両での世話をしてくれる担当が1人います。
自分たちと同じようにRoometteひとつがその人の部屋になっている。

何かあれば飛行機と同じように呼び出しボタンを押せば来てくれるし、わからないことがあれば聞くこともできる。

日本語が分かるわけではないので英語でのコミュニケーション。
車内放送が聞き取れず、確認することも度々あった。

でも、列車全体を数人が対応するより、各車両についてくれているので安心感はあるね。
すごくお世話になったなぁとも思う。

夕食だけは時間予約制

夕食だけは時間を聞きに来てくれるので、お腹の具合と相談して時間を決められる。
ただ、おそらくBedroomなどの料金が高い人から聞いているかもしれない。

朝食と昼食は時間になれば食堂車両に行けばいい。
ただ、席がいっぱいだと、名前を控えられて展望車両で待つことになる。

展望車両はいつでも利用可能。開放感があっていいです。対面4人がけと、横向きの席がある。

食事は緊張する時間

対面2人ずつの4人席だけなので、2人だと必ず相席になる。
日本人はもうひと組いたけど、その人たち以外はみんな外国の人。(自分たちから見てね)

2泊3日で初日の夕飯から6食。つまり6回初対面の外国の方たちと食事をすることになった。

挨拶を交わし、だいたい相手が色々質問してくれて、なんとか会話ができた感じかなぁ。
もっと真面目にPodcasts で英語の耳慣らししておけばよかった。

アメリカの食事としては少なめ

アメリカで外食すると1人前が多すぎるので2人で分けることが多い。
でも、そこまでのボリュームはなかったかな。それでもちょっと多めではある。

足りない人は!サイトメニューやトッピングを追加で補うのかな。

Amtrakでの食事

メニュー。日によって変わるわけではなく、これが全日程での選択肢。

最初の夕飯は、The Amtrak Signature Stake。

デザートは夕飯と昼食についている。
プリン、クレームブリュレ、チョコレートケーキ、チーズケーキ・・・6種類あったような?

朝食

昼食

夕食

 

朝食

昼食

ただただ景色を眺めている時間

iPad miniでブログの下書きでもしながら過ごせばいいやと考えていたけど、一度もiPad miniの出番はなかった。

居眠りすることもなく、ずっと飽きもせず景色を眺めてたかなぁ。

頭の中ではいろんなこと考えてはいたけど、こんな時間の過ごし方も、たまにはいいよね。

停車すると駅名の看板を撮ったり

なんかいい雰囲気だなぁとか思ったり

大きな川だなぁと思ったら「Big Mississippi!」と教えてくれたり

「世界の車窓から」をなんとか真似てみたり

けっこう楽しめます。

Amtrak 寝台車のの心地

悪くはないけど、いいものでもない。二段ベッド式の狭い空間だし、下は暗い、上は動きづらい。

初日は進行方向に足を向けて寝たけど、実は反対向きだったのかな?
反対側には小物を入れるポケットが付いていた。2日目はこの逆向きにセットされたけど、大変入りづらい。

落下防止のベルトが付いているのと、高さがないから上がってからの方向転換はすごく大変。落下防止ベルトの上に頭を突き出して足の向きを変えるのか?

ビッグなアメリカンや体の固い人は無理だろうなぁ。

初日の向きなら頭から入っていけばいいし、降りるときも足から降ろしていけるので、ベッドの上で方向転換をしなくて済む。

まぁ、落ちないで熟睡できました。

デンバーで長めの停車

予定通りだと1時間弱停車するので、ちらっとデンバーの街を観たり、駅構内での買い物なんかもできる。

車窓もクリーニングしてくれているし。

Amtrakは遅れるのが当たり前?

遅れるとは言われているようだけど、今回はアクシデント発生。

この先で山火事がありしばらく停車することになった。

とりあえず2時間半ほど時間ができたので、デンバーの散策に出かけた。ここもUNION STATIONがある。

壁面アートもいい

トランペットを気持ちよく吹いている人もいる

一番気になった電動キックボード。電動なので”キック”する必要はないのか?

レンタルはスマホアプリで行うみたい。一度こういうのを借りて、街を散策してみたいなぁ。

この写真を撮っていたら、お店から出てきたおばさんが「ニューウェーブ!」と言いながら笑っていた。

こんなの写真とってどうするの?って思ったんだろうか?

デンバー散策はちょうどいい運動でもあり息抜きにもなった。街も駅もきれいだった。

でも、この足止めで、メインイベントであるロッキー山脈の絶景は観ることができなくなった。夜中に通ってたんだろうけどね。

自然災害によるものだしどうしようもないかな。

夜明けのソルトレイク

目がさめるとソルトレイクシティに入った。ちょうど夜が明けるところ。

地面が白いのは塩。本当に塩の湖なんだね。工場もいくつかあったな。

ネバダ州はずっと同じ風景

車窓越しの写真は、窓ガラスに少し色がついているから、赤みがかってしまう。
もう少し明るいんだけど、ネバダ州に入ってからは、ずっとこの色の景色だった。

エリア55があるところだよね?ミステリーサークルないかなぁとか思ってしまう。

たまに牧場があって、牛がひしめき合ってたりもする。

終点のEMERY VILLE には6時間半遅れで到着

予定では16:10に到着だったけど22:30頃だったか。

ここからバスに乗り換えてサンフランシスコ市内まで行ってもらうところまでが、Amtrakでの日程。

途中にBay Bridge なんかもあったけど、眠いし早くホテルに行きたいし・・・景色を楽しむ状態ではなかったな。

サンフランシスコ観光は1日だけ

ホテルのチェックインは、デンバーで電話しておいたので問題はなかった。ギリギリ当日に部屋に入れた感じかな。

翌日はゆっくり起きて、終日サンフランシスコ観光。

グレース大聖堂のキース・ヘリング最後の作品「The Life of Christ」をみたり、

ありきたりだけど、ケーブルカーにも乗ったり。

そして、サンフランシスコといえばゴールデンゲートブリッジ。

一度きたことがあるんだけど、その時は霧で半分くらいしか見えなかった。
今回はすっきりした青空を背景に見ることができた。

こういうのんびりした旅もいい

ロッキー山脈の絶景が観られなかったのは残念だけど、寝台列車の旅もいいものだね。
いろんな人との出会いもあるし、どこまで理解できているかわからない会話ではあるけど、いろんな文化の違いなども感じたり。

いつかまたロッキー山脈の絶景にチャレンジしたいけど、その時に体力は衰えてないようにしないとなぁ・・・

アメリカ横断の足跡

Workshop PLUSのBlogでもあるので、少しそういうネタも入れておきます。

電車の中ではこんな感じでiPhoneを固定して、Googleマップで現在地を確認しつつ撮影。
ちょうどいい具合に、緊急脱出用の金具にiPhoneを載せられた。
固定しているのは、ほかの用途で使うために仕入れておいた吸盤付きのメモばさみ。

そして、普段はOFFにしている、iPhoneカメラアプリの位置情報をONにしておいたので、いい景色があったり、停車した駅などで写真を撮ると、位置情報も記録してくれます。
帰国後にはOFFにし忘れないように、リマインダーに登録。)

これで「写真」アプリのアルバムで「撮影地」をみると、アメリカ大陸での写真がこんな感じで表示されます。

拡大するともっと細かく写真が並んで行く。

寝ている間は情報がないですけどね。あと、圏外になっていることも多かったかなぁ。

デンバーからは北上している

ここでまた睡眠時間

ネバダ州は全部同じ色・・・

カリフォルニア州に入ると緑と街が出てくる

こんな感じで旅の軌跡が残せるのでいい思い出にもなります。

アメリカ旅行ではZIP SIMを使っています

日本のアマゾンで購入できるZIP SIMを今回も使いました。
トラベルSIMの「SlimDuet」を試して比較記事でも書こうかと思ったけど、あまり使い勝手が良くなさそうだった。
それより旅行を楽しもう!と、使ったことのあるZIP SIMで、1GB(14日)をiPhoneに差し替えて使いました。
500MB(7日間)はNYで足りなくなったので2倍にした。ちょうどいいくらいかな。